水野義之

24.mizuno2015_225.300

市原の名物料理の創出と地域活性化を

皆さんはイノシシと聞いてどんな印象を持ちますか?
 全国では伊豆の天城山や兵庫県の丹波篠山の牡丹鍋が有名ですが、市原ではあまり馴染みがありませんね。その猪が今、私たちの食と地元農家の脅威となっているのです。市原市では、平成26年度の猪による被害額は3280万円にもなり年々増加傾向です。丹精込めて育てた作物が収穫予定の前日に全部食べられてしまうこともあり、生産者の中には農業を止めてしまうことも考えるほど深刻な事態に陥っています。
 このようなことから、現在、市農林業振興課・料飲調理師会・食品衛生協会・うまいもの会等が連携して『いちはらジビエ研究会』を立ち上げ、農作物被害の減少を図るとともにイノシシ料理を新しい市原の名物にするために知恵を絞っている最中です。当研究会ではイノシシ料理を『いちはらワイルドポーク』と銘打って、おいしく食べて地元農家を守り、市原の名物料理の創出と地域活性化を目指しています。まさに一石二鳥、三鳥の取り組みであり、市民挙げての応援を宜しくお願い致します。食いしん坊の私も皆様と一緒に頑張ります。