平成30年第4回定例会で水野義之議員が個別質問

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1 都市拠点である姉崎地区周辺の市道整備について
(1)青柳海保線について
姉崎地区の青柳海保線と八幡椎津線の一体供用が2020年度に予定され整備が行われているが、

現在の進捗状況と、スケジュール通りに開通できるのかどうか伺う。

土木部長 初めに、進捗状況ですが、青柳海保線については、今年度、JR海側の跨道橋の下部工と、山側の道路築造工事を実施しております。
また、八幡椎津線については、椎津地区で、アネッサ前の4車線化の工事や明神小学校近くの未整備区間の道路築造工事等を実施しております。
現在の事業費ベースの進捗率は、平成29年度末で、83%となっております。
次に、今後のスケジュールでございますが、青柳海保線は、JR横断部から島野椎津線までのアプローチに必要となる跨道橋の上部工及び擁壁の築造工事の他、交差点改良や、開通に向けた舗装工事等を実施する予定です。
また、八幡椎津線については、姉崎地先の主要地方道市原茂原線や、白塚地先の市道1001号線との交差点改良工事、並びに全線開通における安全施設工事等を予定しております。
この他、青柳海保線と八幡椎津線の交差部より、五井方面への暫定的な道路ネットワークが必要となることから、上前川と並行する、    市道2920号線の整備も予定しているところでございます。
今後とも、特定財源を確保し、これらの関連事業を推進することで、着実に2020年度の一体供用が図れるよう、取り組んでまいります。

青柳海保線の八幡椎津線から主要地方道市原茂原線までの区間について、都市計画道路の廃止路線から外れたと伺っているが、この路線についての今後の考え方を伺う。

土木部長 青柳海保線につきましては、平成通りから主要地方道市原茂原線までの間、約1.5㎞が都市計画上、一旦は廃止候補路線となりましたが、ご承知のとおり、海保地区の開発計画など、状況の変化に対応して残すこととした経緯がございます。
今後の考え方といたしますと、まずは選択と集中の考えの下、現在整備中の平成通りから主要地方道千葉鴨川線の開通を、確実なものとしてまいります。
そして、この間の開通後、平成通りの進捗や海保地区の開発計画の事業による交通量の変化など、様々な要因を調査・分析しながら、整備のあり方について検証してまいります。

(2) 市道110号線の整備について
2020年に供用開始される八幡椎津線までを優先的に整備することにより、臨海部と内陸部を結ぶ重要路線を補完し、さらに有秋・光風台地区までを結んだ緊急搬送道路になると考えるが、見解を伺う。

土木部長 市道110号線は、今津朝山地先の潮見通りを起点とし、山新、柏原、畑木、片又木及び迎田を経由し、不入斗地先の県道南総姉崎線を結ぶ延長約4.6kmの地区幹線道路であります。
現在は、フルーツ通りから終点部までの約3.5キロが供用され、整備率は、約75%となっております。
現在供用している区間は、地域防災計画上の緊急輸送道路を補完する道路として位置づけられ、沿線には、議員ご指摘のとおり、地域災害拠点病院並びに三次救急医療を提供していただいている帝京大学ちば総合医療センターへ連絡される路線でもありますので、八幡椎津線に接続することは、整備効果が高いものと考えております。
このようなことから、八幡椎津線までの約320m区間につきましては、関連する諸計画を見直しする際に、交通量の変化などを検証するとともに関係部と協議の上、事業化について検討してまいります。

(3) 都市計画姉崎海岸椎津台線について
市道整備計画にある姉崎海岸椎津台線のうち、国道16号から姉崎西3丁目までの整備について、見解を伺う。

土木部長 本路線につきましては、これまで、姉崎駅西口の区画整理事業に併せ、地区外の幹線道路整備として、橋梁の予備設計や、土質調査の他、工事に必要な用地取得を実施してまいりました。
一方、本路線と接続する姉崎君塚線については、区画整理事業として完了しておりますが、本路線が整備されていないため、区画整理事業区域内にて、行き止まりの状態となっております。
ご質問の当該区間の整備についてですが、この整備により、国道16号から五井までの一体的な道路網の形成もなされ、将来的なまちの利便性や防災機能も向上されることから、
今年度策定した市道整備計画においては、優先的に整備を行う路線に位置付けているとともに、総合計画では計画期間内で事業化に取り組む路線としております。
このため、今後も国の交付金等、特定財源の確保に努めるとともに、庁内調整を図りながら、事業化に向け取り組んでまいります。

(4)市道1001号線の渋滞解消について
「青柳海保線と八幡椎津線の供用開始により渋滞緩和が図られるだろう」としているが、確実な渋滞解消の保証はないことから、現状での対策について伺う。

土木部長 当該交差点の渋滞の原因といたしましては、主要地方道千葉鴨川線とJRの踏切が近いことに加え、千葉鴨川線を五井方面へ右折する車両が滞留することで、交通量が集中する朝夕の時間帯には、慢性的に渋滞が発生しております。
このような状況を緩和するには、やはり、現在事業を進めております、平成通りと青柳海保線の一体供用は大きな効果があるものと考えております。
一方、市では、近年、「山倉坂下交差点」や「草刈交差点」、の他、今年度は、平田地先の「市原インター西側交差点」などの道路改良工事を、順次、実施しているところであり、ボトルネックにより渋滞が発生している交差点の改良は、即効性の高い事業として、認識しております。
当該交差点におきましては、一体供用により、一定の効果があるものと考えており、現状での改良等の対策は、困難と考えますが、
ご質問のとおり、一体供用後にも、渋滞状況が改善されない場合には、交通状況等を調査し、具体的な方策等について検討してまいります。

(5)今津踏切にかかる市道の安全確保について
当該市道は幅員が狭く、車両が交互通行できないことから通行に支障をきたしている。道路利用者の安全な通行を確保するために、道路脇の水路の暗渠化などの対策について検討願いたい。

土木部長 この市道は、近隣に商用施設があり、歩行者や 自転車の通行も多くみられますが、道路の有効幅員が2.5mと狭く、車両の交互通行に必要な幅員が確保されていないため、不便な状況にあります。
そこで、当面の対策といたしましては、踏切前後の道路用地内において、道路を拡幅し、退避スペースを設置することで、安全を確保できるよう努めてまいります。
なお、本路線の全体的な道路拡幅につきましては、当面の対策後における道路利用状況を見た上で、関係部局と調整し、検討してまいります。
2 市道に接する赤道の維持管理について
市では技能労務職員により、市道の補修等を行っていると思われるが、その市道に接続する赤道は、所管が違うということで、対応してもらえないと聞いている。
このような個所については、部署を超えた連携を図るべきだと考えるが、見解を伺う。

土木部長 本市における赤道の維持管理区分は、市街化区域は土木部、それ以外は経済部としており、土木部では、緊急性が高く、早急な対応が必要な小規模舗装工事や除草などの軽作業を技能労務職員により実施しております。
ご質問の市道に接している所管が違う赤道の一部が破損している場合などは、管理区分に関係なく、接道部において一連の補修作業を行っておりますが、建設業者への発注が必要なものにつきましては、それぞれの部署で対応しております。
また、パトロールなどにおいて、舗装の破損などを発見し、簡易的な補修で対応できるものにつきましては、市道・赤道に関係なく、双方で情報を共有し、職員で対応し、補修作業を行っております。
今後とも、経済部と連携・協力しながら、道路利用者の安全確保に努めてまいります。