平成27年9月定例会で渡辺直樹議員が個別質問

平成27年9月定例会で渡辺直樹議員が市政に関する個別質問を行いました。

姉崎地区のまちづくりについて
姉ヶ崎駅とその周辺地域の活性化について地域の発展には拠点として姉ヶ崎駅を含むJR駅周辺の活性化が

 

27.9watanabe

一番相応しいと思う。市長の掲げるJR駅周辺の輝き倍増とはどのような取組みとなるのかその考えを伺いたい。

小出市長 私は、八幡宿、五井、姉ヶ崎の3駅は、JR内房線内において一定の乗降客数を有しており、駅周辺の活性化を図ることは、本市の持続的発展を支える重要な施策であると考えております。

 これまで、JR3駅周辺は都市交流拠点や地域核として、公共交通の要である地域特性を活かし、交流と賑わいの形成を目指して、地域資源の磨き上げや活用を図る取り組みが行われてまいりました。

 例えば、姉ヶ崎駅周辺について申し上げますと、伝統ある姉崎神社の例大祭に加え、地域の方々と商工会議所の連携により門前市が開催されるなど、賑わいを創出する機運が高まっております。

 私は、JR3駅の持つ交通機能の強化を図るとともに、駅周辺の高いポテンシャルを活かすため、土地利用の促進策に加え、住民や商業者など地域の皆さんとともに汗を流し、それぞれのまちの個性を最大限に引き出す施策を展開し、魅力を高めてまいりたいと考えております。
この実現に向けては、現在、新総合計画の策定に着手しておりますが、本市のグランドデザインを検討する中で、各方面のご意見を伺いながら方向性を定めてまいります。

まちの元気を取り戻していくには、若い世代の方々にとって住みよいまちづくりを進めていくべきで、通勤・通学への交通アクセスを充実させることが有用だ。
姉ヶ崎駅始発・終着の東京方面への京葉線経由の直通列車の運行が、交流人口の増加や、まちの活性化につながるのではないか。執行部のご見解を問う。

企画部長 姉ヶ崎駅、始発・終着の京葉線経由の直通列車の運行について、お答えいたします。

鉄道の利便性を高め、東京方面への交通アクセスを充実させることは、駅利用者の増加につながり、ひいては交流人口の増加や、周辺地域の賑わいに寄与するものと考えております。

現在、アクアライン経由の高速バスの伸びに伴い、
JR内房線の利用者は減少傾向にございます。
また、JR東日本によりますと、京葉線につきましては、東京近郊部での利用者が多いことから、既にダイヤが過密状態であるとのことでございます。

これらの要件や、同社による利用実態調査等の結果から、本年3月のダイヤ改正で、内房線から首都圏へのアクセスにつきましては、総武線経由の快速列車の充実が図られております。

市では、商工会議所等、地域の要望を踏まえ、姉ヶ崎駅発着の直通列車の運行についてJR東日本と情報交換を行っております。
この中で、利用者離れが続く内房線については、新たな開発等による利用者増など、応分の収益が見込めない状況では、姉ヶ崎駅を起点とした列車の増便はなかなか難しいとの見解も示されております。

市といたしましては、只今お話しがありましたように島式ホーム2面(二つのホームがあるということで)を持ち、折り返し運転が可能と見込まれる姉ヶ崎駅始発の京葉線直通列車の運行は、鉄道の利便性を高め、まちの個性を活かしたまちづくりに展望が開けるものと考えられますので、引続き商工会議所とも連携し、長期的視点に立って、JR東日本と協議してまいります。
平成通りについて
平成通りの姉崎地区は、五井方面に向かって長期に渡り整備中である。姉崎地区の渋滞緩和や地域の活性化を図るためには、平成通りの延伸を進めていく必要があると思うが、現在の進捗状況と今後の見通しについて伺いたい。

土木部長 本路線の姉崎地区につきましては、青柳海保線と合わせて事業認可を取得し、一体的な整備により、道路ネットワークの強化を目指しております。

平成通りが青柳海保線を経由し、国道16号と連絡することで、姉崎市街地における渋滞緩和や、地域経済の発展はもとより、災害時の避難路や輸送路としての役割を担うことから、重点的に整備に取組んでいるところであります。
 

現在の進捗でありますが、平成通りの姉崎地区は、計画延長約3.2kmのうち約3kmが概成しており、また、青柳海保線については、計画延長約600mのうち、JR跨線橋から山側の整備がほぼ完成したところであります。

現在は、平成通りの舗装工事の延伸や、青柳海保線の海側の整備を進めると共に、関連する千葉鴨川線の振り替えとなります島野椎津線の整備に、取り組んでいるところであります。

この区間の平成通りと青柳海保線を合わせた全体の進捗率は、約81%であります。

今後の見通しにつきましては、未買収地の解決に努め、早期に青柳海保線との一体供用が図れるよう、取り組んでまいります。
平成通りのアネッサ入口周辺の車線規制は大変危険である。早急に4車線化を図る必要があると思うが、どのように取り組んでいくのか伺いたい。
平成通りのアネッサ入口周辺の4車線化について、お答えいたします。

 平成通りは、4車線の幹線道路であり、交通の安全を確保するため、中央分離帯を配置した計画としております。

 当該箇所は、中央分離帯を設置することで、沿線の市道から平成通りに出る場合に、地域の皆様が支障をきたさぬよう、暫定的に供用したものであります。
議員ご指摘のとおり、当該箇所を完成形として4車線化を図るためには、アネッサ入口の交差点を十字交差に改良し、周辺地域からの出入りを確保していく必要がございます。

現在の取り組み状況としましては、警察との交差協議を終え、用地取得に向けた交渉を進めているところでございます。

今後も引き続き、地権者の皆さまのご理解を得る様努力し、出来る限り早期に、暫定形による車線規制を解消し、平成通りの安全で円滑な通行を、確保してまいたいと考えております。